医科と歯科の連携体制

医科・歯科が「連携」する理由とは

当院では医科と歯科の連携体制を構築しています

当院ではただ単に「歯」に着目した治療だけを行うのではなく、全身の健康を考えた歯科治療に注力しています。

「木を見て森を見ず」では、盲点・落とし穴にはまってしまうこともあります。例をあげると、歯科金属があります。歯科金属は、歯科治療でむし歯を削った後に詰めたり被せたりします。もともと人間の体には、銀歯のような金属が存在しているわけではないので、「異物」となります。異物である歯科金属は、徐々に口腔内でイオン化して溶出ていくため、少しづつ体内に取り込まれて、蓄積していきます。個人差はありますが、人によっては健康に大きな害が出る場合もあります。(金属アレルギー、ガルバニー電流、電磁波の集積など)

さらに、近年では、歯や口腔内の健康が、全身の健康や全身の病に影響を与えていることがわかってきました。

スイス「パラセルサスクリニック」

驚異的なガンの治癒率を誇るパラセルサスクリニック

スイスに「パラセルサスクリニック」というクリニックがあります。

パラセルサスクリニックでは、医師と歯科医師が連携し、ガンやその他の難治性の慢性疾患に対し、歯科金属を除去する事をはじめ、体内の有害物質を除去し、驚異的な改善率を上げており、ガンの治癒率の高さでも世界的に有名なクリニックです。

歯科領域にある問題を排除することが健康回復に 

パラセルサスクリニックでは、「慢性疾患の多くのケースでは歯科の問題を起源としている」としています。歯科領域での問題は、全身の機能や臓器に影響を与えるため、歯科領域にある問題を排除することが健康回復につながるとしています。

そのため歯科治療も「金属のない口腔」「病巣のない口腔」を目的とした治療を行っています。

乳癌では症例の95%以上の人に慢性の歯科感染症

パラセルサスクリニックでは、病気の治療に歯科は不可欠」な部分と考えています。

「ほぼすべての病状は、歯科障害を伴っており、例えば乳癌では、症例の95%以上の人に慢性の歯科感染症=病巣が見られ」ていて、「病気の治癒には、歯科領域の治療、健康回復が不可欠」であるといっています。

医科歯科連携の重要性

体の内部は外界から皮膚で守られていますが、外界とつながっている最初の入り口は「お口」です。この「お口と全身が密接に関わっている」ことは想像に難くないと思います。

歯科金属、根管治療をした歯の病巣や化学物質、歯周病による細菌や毒素、炎症性物質などが全身に悪影響を及ぼし続けていることがあり、ガン・関節リウマチ・アレルギーなどや、内科や皮膚科などに行っても原因は不明の様々な疾患や症状につながっている可能性も否定できません。

医科歯科連携だからこそできる治療

このように、医科による診断で歯科で治療が必要なケース、またその逆のケースも少なくありません。むしろ口腔と全身の相関関係は続々と明らかになってきています。医科歯科連携を行っているからこそ可能となる治療や、症状の改善につながることもあるのです。

当院の連携体制

がん・アレルギー・慢性的な疲労など、様々な症状でお悩みの患者様においては、適切な診療科に診てもらうことが大切です。その上で診断結果に基づいて専門の医師から歯科を紹介されるといったケースも多くあります。 当院では「医科・歯科の連携体制」によるアプローチを行っています。医科と歯科がそれぞれの専門分野において連携しながら、検査・診断・治療を行うことができる体制を構築しています。

がん・アレルギー等、医師による診断 

医師が「がん」や「金属アレルギー」その他の疾患の診断を行います。その上で歯科金属の影響を疑う場合には歯科医師との連携による治療計画に移行します。

医師・歯科医師連携による治療計画 

各種疾患の原因などに対し、歯科金属の影響が疑われる場合には、歯科金属の除去を念頭に置いた治療計画の作成を、医師・歯科医師の連携で行います。

有害歯科金属除去など必要な治療を行います

医師・歯科医師による治療計画に基づいて、歯科医師が可能な限り有害な歯科金属の影響を抑えた安全性を高めた環境・方法で、有害な歯科金属の除去を行います。