ガルバニー電流
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口腔内に流れる電流=ガルバニー電流
ガルバニー電流は、口腔内で異なる種類の金属が唾液を介して接触した時に流れる電流のことです。
アルミホイルなどを噛んだ時に「ピリッ」ときたりしますが、それがまさにガルバニー電流です。(お口の中に歯科金属のない方の場合は起きない現象です)
電流が不定愁訴の原因にも
ガルバニー電流は、不定愁訴(不眠、イライラ、頭痛、肩こりなど)につながったり、自律神経のバランスを崩したりするといわれています。脳は微弱な電流で全身をコントロールしているので、人の体は電流の影響を受けやすいといわれています。
ガルバニー電流の許容範囲は、ドイツでは3μA-89mVとされており、それを越えた時、脳や心臓をはじめ、頭痛、肩こり、膝や腰の痛み、胃痛、眼症状、耳症状、肝臓、腎臓、婦人科の症状、大腸、小腸など、全身に悪影響を及ぼします。
しかし現在は、セラミックの詰め物や被せ物も優れた材質のものがあり、金属の詰め物・被せ物をセラミックの詰め物・被せ物に置換することで、対策することが可能です。
ガルバニー電流検査 ~ 口腔内電流測定器(Oral Techtor)
ガルバニー電流とは、お口の中に種類の異なる金属が存在している場合、その金属同士が唾液を介して接触しあった時に流れる微弱な電流のことを言います。「ガムやチョコを包む銀紙を間違って噛んでしまった時、キーンとしたイヤな感じがした」という経験したかたもいらっしゃるかもしれませんが、それも実は、ガルバニー電流の一つ。 「噛むとキーンとする」といった代表的な症状から、頭痛や不眠、イライラといった自律神経の乱れまで引き起こしてしまいます。
当院で導入している口腔内電流測定器(Oral Techtor)は、お口の中のガルバニー電流を測ると同時に溜まっている電流を放電する機能も備わっているため、一時的に症状を柔らけることも可能です。
もちろん、根本解決のためにはお口の中の金属を取り除く必要がありますが、まずは現在の不調が金属によるものなのかどうかを判断する検査としてご利用いただければと思います。